うーさん日記

無職.comにて日記をつけておりましたが、無職でもないのでこちらに引っ越すことにしました。介護職なのですが、独特の介護感をメインに書いていきます。

風邪をひいたら大変よ!!


 あいかわらず意味のない画像ですみません(笑)公園に生えていた植物です。風が強い日で大きく揺れて撮りにくかったね。


 先月、職場で風邪が流行った。なかなか治らないんで大変だった。一人の高齢者がですね、風邪をひいてから一気にレベルが低下した。レベル?なんか専門的な言葉ですね。
 元々歩ける人ではなかったけど、立つことはできたんだ。それが立てなくなった。身体的なものなのか精神的なものなのか・・どっちかわかりませんが、とにかく立たない。椅子に座っているときはちょこまか足を動かしていますので、立つ気が失せたんだと思います。
 そして食事摂取量の低下。元々活気はあまりない方でしたが、さらになくなりました。食事する意欲もなくなってきているようです。介助しても一向に口を開けません。しかし食べさせないとみるみる衰弱します。ここが介護職の悩ましいところです。30分、「ご飯ですよ。美味しいですよ。どうぞお食べ下さい。」等と何度も声掛けして食べてもらったのがスプーン2杯とか。1食分たべさせようとしたら何時間かかることやら。無理やり食べさせるのも本人の尊厳を削いでるようで嫌ですね。薬飲ませるのもいろんな職員があの手この手で挑みますが、ことごとく敗退です。今朝は調子が良くてね。薬は10分、食事は5割摂取で1時間でしたね。
 食事量の減少からか皮膚状態が一気に悪くなった。寝てるときとかお尻は敷布団にあたってますよね。こういったところは、老人は褥瘡(じょくそう)になりやすいんだね。
圧迫されてる部分の皮がなくなって中身むき出しみたいな・・臀部はどちらかというと不衛生でしょう。そうすると膿んでしまうのよ。これが強烈にくさい。見た目もグロテスクでね、興味ある方は「褥瘡」でググってください。身の毛もよだつ画像がわんさかでてきますよ。今朝、その方のおむつ交換に入ったら、褥瘡一歩手前といった状態で、かつそこに便がべっとりついていた。洗ってきれいにしておむつ交換しましたが、いやゾッとします。自分の皮がずり剝けているところに便がべっとりを想像して下さい。恐ろしすぎます。医師の指示により、ガーゼ等で保護することができません。頑固な医師なんです。私たちは従うしかない。
 高齢者の風邪は要注意です。一気にレベル低下を引き起こす起爆剤のようなイメージです。もし、あなたが親切な人であれこれ世話をやかれるのであれば、ご自身の健康をまず第一に考え、風邪をひいたら高齢者との接触を控えるように心がけましょう。特養勤めは
利用される高齢者に対して何年も接していきます。これは間違っているのですが、お客様とかそういった感じではなく、私の知っている人、知人ですね。もう知人の感覚なのです。しかも濃密な。だからガクンと下がられると嫌なんですね。ほんの何日かで変わるんですから。注意しましょうね。

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